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IT技術なんて知らなければよかった。

IT技術なんて知らなければよかったと、思うことがたまにある。

IT技術がなんの役に立つのだろう。IT技術は目の前の人を助けられる?社会において現在最優先で解決しなければいけない課題は?おもしろい?それ誰に言ってるの?

今この世界で困っている人の中で、IT技術をもって救える人はどのくらいだろうか。

今必要とされているのは、もっと別のことじゃないだろうか。 それは「助けようとする意志」から始まるのではないだろうか。 目の前の人を救いたいと思うことが、今世界にとって最も大切なのでは。

しかし、少なくともIT技術は、ほとんどの場合目の前の人を救えない。

確かにそれは面白い。しかし、面白がるあまり世界から目をそらしてはいけないと思う。

没頭して内輪で完結してはいけないと思う。

なのに自分の周りには、世界に目を向ける場がない。

ハッカソン、ハッカソン、面白さばかりで人を煽って、集めて、内輪で盛り上がって。 製品化したって、それはただ盛り上がった副産物でしかない。 本気で顧客のことを考えていない。

こんな風にIT業界は「おもしろさ」ばかり見て、そこだけ世界から遠ざかっていっているように見える。

別に僕もIT技術に夢を見て入ったわけじゃない。 ただ、頭が悪かっただけだ。

唯一の取り柄がITだっただけだ。

そんなものさえ持ってなければ、僕は他のことをやれていたかもしれないのに。

もっと世界に近い、今の社会のことを本気で考える人々の中にいれたかもしれないのに。

IT技術なんて知らなければよかった。